近年年賀状をSNSで済ませてしまう方も多いですが、祖父母や義理の両親など年賀状を送ることもありますよね。そんなとき困るのが親戚への年賀状はどこまで出せばいいの?どんな内容を書けばいいの?と悩む方も多いのではないでしょうか。この記事では親戚への年賀状について例文も一緒にご紹介しています。
親戚への年賀状どこまで出せばいい?
一般的に、結婚式にご招待した親族には年賀状を出すのがマナーです。また、結婚式には招待していない、結婚式はやっていない場合、年賀状で結婚報告を兼ねるという場合も出すのがいいですね。
友人への年賀状と違い、親戚への年賀状は親族との付き合いにも少なからず影響してくることもあるため、年賀状はどこまで出せばいいのか悩みますよね。親戚といっても全く会ったこともない、話したこともない親戚もいるでしょう。
各家庭、親族間の付き合い方によっても様々ですが近況報告を兼ねて送っている方も多いようです。
- 結婚式に招待した親族
- なかなか会えない祖父母
- 義理の両親
- 義理の兄弟
- 叔母・叔父
まだ若い親族(いとこなど)はメールやSNSで新年のあいさつをしている人も多いかも。相手の年齢なども関係してくるかもね!
年賀状に一言添え書きをしよう
年賀状を出すとき、プリントされたものだけではなく「一言添えましょう!」
年賀状は新年をお祝いし、相手の健康や幸せを祈念するものです。親戚に送る場合、そのままだと何だか味気ない年賀状になってしまいます。近況報告を兼ねて送るという意味でも、一言添えて出すほうが心のこもった年賀状になります。
一言添えるといっても、相手の状況によって添える言葉は違います。そこで、どんな言葉を添えたら良いのか例文をご紹介します。参考にしてみてください。
日頃の感謝を伝える
- いつもお心遣いをありがとうございます
- いつもよくしていただき感謝の気持ちでいっぱいです
- 温かいお心遣いに感謝しています
- 旧年中はお世話になりありがとうございました
結婚、出産など近況報告を伝える
- 早いもので長男は今年小学校入学を迎えます
- 新居で迎えるはじめての新年となりました
- 来春が○○が小学校に入学いたします
- 息子(娘)は○歳になりすくすくと成長しております
- 新しく家族が増えました
- 近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください
なかなか会えない親戚に挨拶する
- おかげさまで家族一同元気に過ごしております
- ご無沙汰していますがお元気ですか
- ○○でも朝晩の冷え込みが続いています そちらはいかがですか
- 久しくご無沙汰いたしておりますがご家族皆様お変わりありませんか
- 長らくご無沙汰いたしまして申し訳ありません
- またお会いできるのを楽しみにしております
健康、相手への気遣い
- 皆様のご健康とご多幸を心より願っております
- お変わりなくお元気でお過ごしでしょうか
- 寒い日が続きますがご自愛ください
- 健康に留意しておだやかな毎日をお過ごしください
- 皆様お元気で幸多き一年となりますように
- 厳しい寒さが続きますのでどうかお体にはお気をつけください
- 健康に気をつけて良い1年をお過ごしください
一言添えの気を付けたいポイント
1、賀詞のマナー
賀詞とは「新年のお祝いの言葉」で、「寿」「賀正」「初春」「謹賀新年」「謹賀新春」などがあり、文字数によって敬語にあたるものとそうでないものがあります。
相手への敬意や丁寧さがあるのは四文字の賀詞のため、目上の方や敬意を表す相手への賀詞は「謹賀新年」など四文字のものを使うようにしましょう。
2、句読点はつけない
年初めのあいさつのため、「区切りをつけないために」という意味で、句読点はつけないのがマナーです。普段句読点を入れる場所は、スペースや改行で読みやすくしましょう。
親戚といっても年齢も関係性もバラバラだから、使い分けて一言添えることが大切!
親族に出す年賀状の文例
誰にどんな年賀状を送ればいいか何となくお分かりいただけましたか?それでは実際、親戚に年賀状を送る際の文例をご紹介します。
父母、義父母
あけましておめでとうございます
お父さん(様) お母さん(様)にはお健やかに新春をお迎えの事とお喜び申し上げます
我が家も無事越年いたしました
くれぐれもお体に気をつけて よい年をお迎えください
あけましておめでとうございます
お父さん(様)お母さん(様) お変わりありませんか
今年もまた年賀状での新年の挨拶となってしまいました
お正月こそ帰省をと家族一同楽しみにしておりましたが
帰ることができず残念です
寒い日が続きますので くれぐれにも健康にはご留意ください
謹賀新年
ご無沙汰しておりますがいかがお過ごしでしょうか
昨年は何かとお気遣いをいただきありがとうございました
寒い日が続きますがくれぐれもご自愛のうえ
よきお年をお迎えください
あけましておめでとうございます
お父さん(様)お母さん(様)お元気ですか
お正月には会えると思っていましたがなかなか帰れず
お母さん(様)のお節料理が恋しいです
家族みんな元気に過ごしていますから心配しないでください
くれぐれもお体に気をつけて よい年をお迎えください
新年あけましておめでとうございます
いつもおいしいごはんをご馳走になりありがとうございます
お母さん(様)のような料理が作れるようになるのが今年の目標です
また秘訣を教えてください
健康に気を付けて 良い1年をお過ごしください
祖父母
謹賀新年
いつもお気遣いいただき 感謝しています
お正月には家族みんなでお伺いしたいと思います
○○もおじいちゃんおばあちゃんに会うのをとても楽しみにしています
本年もどうぞよろしくお願いいたします
謹賀新年
ご無沙汰しています いつも○○によくしていただき ありがとうございます
今年からいよいよ小学生です
引き続き温かく見守ってくださると心強いです
まだまだ寒い日が続きますが どうぞご自愛ください
今年もよろしくお願いします
謹賀新年
皆様にはお変わりないでしょうか
今年は〇歳になった長女を連れてそちらにもお伺いしたいと思っています
お会いできる日を楽しみにしています
皆様お元気で幸多き一年となりますように
ご無沙汰の親戚
謹賀新年
先日は○○の結婚に際しましては 多大なるご高配をいただきありがとうございました
以来ご無沙汰を重ねております事をお許しください
一同様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます
謹賀新年
平素はご無沙汰を重ねまして申し訳ございません
こちらはおかげさまで皆元気に新年を迎えております
健康に留意して 穏やかな毎日をお過ごしください
従妹、叔父、叔母
新年あけましておめでとうございます
早いもので私たちも今年で結婚〇年目を迎えます
昨年生まれた長男はハイハイをするようになりました
ご一同様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます
新年あけましておめでとうございます
いよいよ○○も春から社会人になります
○○さん これからも時々相談に乗ってあげてくださいね
本年もよろしくお願いいたします
新年あけましておめでとうございます
いつも何かとお気にかけていただき 感謝しております
昨年引っ越しをしはじめてのお正月を迎えました
近くにお越しの際は ぜひお立ち寄りください
本年も変わらずよろしくお願い申し上げます
謹賀新年
お元気で新年をお迎えのことと思います
父母も久しぶりに○○さんのお顔が見たいと申しております
お近くにお越しの際は ぜひお立ち寄りください
皆様お元気で幸多き一年となりますように
年賀状を出すのをやめたくなったら
親戚への年賀状を出すのをやめるときは、年始のあいさつのとき一言添えましょう。
もう年賀状を出すのやめるね!と気軽に話せる間柄ならいいですが、親戚への年賀状をやめたいけどどうしたらいいの?と悩む方も多いのではないでしょうか。でも、突然自分の都合でやめてしまうのは良くありません。
親族間の付き合いは自分だけの問題ではないことが多いため、礼儀として最後の年賀状の際一言添えるようにしましょう。
- 年末年始は多忙のため どなた様にも年賀状は今年をもって最後とさせていただきます
今後も変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします - 来年からどなた様にも年賀状のやりとりを辞退させていただきます 誠に勝手ではございますが みなさまのご健康ご繁栄をお祈りしております
- 皆様への年賀状は今年限りとすることにしました
今後はメール(LINE)でご挨拶させていただきます 今後も変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします
まとめ
親戚に年賀状を送るのは色々悩むことも多いですが、年に一度のご挨拶を近況報告を兼ねて出してみてはいかがでしょうか。年賀状を楽しみにしている親戚と年始の挨拶を気持ちよくできたらいいですね。
親族付き合いは慎重になるところですが、親族との関係性もふまえ検討してみてはいかがでしょうか。一言添え書きや文例が少しでもお役に立てたら幸いです。