ハザードマップって聞いたことある!
いいですね!
ハザードマップは何種類あるでしょう?
種類・・?
災害で使える地図のことじゃないの?
普段から確認しておくことが大切ですよ。
ハザードマップという言葉はテレビでも聴いたり、なんとなく災害用の地図、と思っている人は多いのではないでしょうか。いざという時に見たらいいかな、と思っていませんか。
ハザードマップは普段から確認しておくことが大切です。
この記事ではハザードマップの種類と見方を実際のものを紹介しながら解説していきます。
本記事の内容
ハザードマップとは災害時の危険・避難所をしめした地図ハザードマップは各市町村で手に入れられネット上のハザードマップポータルサイトが便利「重ねるハザードマップ」と「わがまちハザードマップ」があるハザードマップは8種類ある!重ねるハザードマップの見方を図で解説災害が起こる前に自分の自宅のハザードマップで確認、避難所まで探検しよう! |
ハザードマップとは?入手方法
ハザードマップとは、一般的に「自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図」とされています。(国土地理院による)
簡単に言うと、災害が起ったときにどんな危険があるか・どこに避難するかが地図上にまとめて表示されているものです。
国土交通省がポータルサイトを作成しており、災害が起こる前にチェックしておく必要があります。
ハザードマップの入手方法
ハザードマップは各市町村の窓口・サイトから手に入れることができます。
また、国土交通省のハザードマップポータルサイトから入手可能です。
ポータルサイトでは「重ねるハザードマップ」と「わがまちハザードマップ」があり、是非確認しておきましょう。
ここではハザードマップポータルサイトについて解説していきます!
ハザードマップポータルサイトとは
国土交通省が運営するハザードマップポータルサイトは全国地図がサイトで見ることができます。
災害時が起こったときにどんな危険がどこにあるか、避難経路・避難場所を地図上に表示してくれます。
「重ねるハザードマップ」と「わがまちハザードマップ」に分かれています。
重ねるハザードマップは指定した地域にどんな危険があるか重ねて地図上で見ることができます。
わがまちハザードマップは各市町村へのリンクです。
国土交通省:ハザードマップポータルサイト
ハザードマップの種類
ハザードマップには8種類あります。
自分の街のハザードマップを確認するには「わがまちハザードマップ」です。
重ねるハザードマップではこの8種類をかさねて表示させるものではありません。
関西に住んでいるので大阪府大阪市で紹介!
わがまちハザードマップに都道府県・市町村を入力します。 | |
大阪府・大阪市を選択しました。すると、大阪市にふきだしが出ます。ハザードマップが8種類表示されます。それぞれリンクがあるので、市町村のハザードマップに移動することができます。 | |
洪水ハザードマップを選ぶと大阪市の水害ハザードマップへリンクが飛びます。 |
※ちなみに、洪水・内水・高潮・津波からも同じ水害ハザードマップにとびます。
火山、ため池ハザードマップなど地域によって有無が変わるよ!
洪水ハザードマップ大雨によって、堤防が決壊した時の浸水範囲・浸水の深さを示す地図です。大阪市の水害ハザードマップでは川ごとの浸水範囲が表示されていました。内水ハザードマップ大雨で下水道の排水能力を上回るとき、浸水の発生が予想される区域に関する地図です。避難のためはもちろん、土のう等の設置や地下に行かない選択をするにも役立つものです。ため池ハザードマップ大雨の際、ため池が決壊して浸水する可能性を表示する地図です。高潮ハザードマップ高潮災害が発生した時に浸水が予想される区域と浸水の程度を示した地図です。※高潮とは、風邪による海水の吹き寄せと気圧低下により潮位が高くなる現象のこと。津波ハザードマップ津波が発生した時に浸水が予想される区域・浸水の程度を示した地図です。土砂災害ハザードマップ土石流・がけ崩れ・地すべりの危険がある箇所をしめした地図です。自分が住んでいるところが土砂災害に遭いやすい場所かは必ずチェックしておく必要があります。新居の購入の際にも確認しておきたいですね。地震危険度ハザードマップ地震による火災延焼の危険、道路閉塞が起こったときに避難や救助活動の困難性を示したものです。地震が起こりやすいかという地図ではありませんよ! |
地震危険度ハザードマップ
地震危険度ハザードマップをクリックすると
大阪市の地震危険度ハザードマップをクリックすると
- 震度被害マップ
- 地震被害マップ
- 地盤被害(液状化)マップ
- 火災被害マップ
- 避難被害マップ
- その他被害マップ
- 総合被害マップ
都市によって地震の被害予想マップが作られています。
この地震被害予想マップをクリックすると、マップナビおおさかというサイトにつながります。
ここから「防災・安全・安心」をクリックしてみていくという形です。
正直これは見にくいかな・・
ハザードマップの見方
ハザードマップは災害時ではなく、災害の前に見ておくことが重要です。
災害前に見ておく方法は重ねるハザードマップを選択。
重ねるハザードマップ
見たい地図の住所を入力します。
今回は、大阪城のハザードマップを見てみます。
住所を入力すると左に洪水・土砂災害・高潮・津波・道路防災情報・地形分類ボタンが出てきます。
想定最大規模が表示されるようになっています。
一部紹介します。
重ねるハザードマップ/洪水
重ねるハザードマップ大阪城
洪水を選ぶと、図のように色が付きます。
大阪城(+マーク)は色がついていないので洪水はおこっても大阪城は浸水しないようですね。
洪水の色は図のようになっており、自分の調べた地域がどれくらいの浸水リスクがあるかわかります。
※1000年に一度レベルの豪雨を想定されています。
重ねるハザードマップ/土砂災害
土砂災害を押すと、図のように色付けがされます。
大阪には山が少ないので、土砂災害リスクは奈良に多い表示となりました。
急傾斜地の崩壊・土石流・地すべりが色分けで表示されています。
基本的には赤~茶色が危険だと覚えると良いでしょう。
重ねるハザードマップ/重ねる
重ねるハザードマップの一番の特徴である、重ねて使える方法です。
左の洪水・高潮・津波をすべてクリックすると、すべてが起こったときの浸水状況が表示されます。
大阪城のハザードマップ
全ておこっても大阪城って浸水しないんだ・・すごー!
そう、そんな風に使ってね!
ただし、想定以上の災害が起こる可能性もゼロではないので気を付けて!
ハザードマップの使い方
ハザードマップの見方はわかったものの、実際にどう使うのか?
どんな時につかうのか?
まずは自分の住んでいるところをチェック
STEP1自分の住んでいるところをチェック重ねるハザードマップで住所を入力してどんなリスクがあるか確認する。STEP2避難所を確認わがまちハザードマップで住所を入力、避難所を確認する。STEP3避難経路を確認避難所までの経路を確認する。 |
デジタルではなくアナログも持っておく
ハザードマップポータルサイトを見ることは重要ですがアナログでも地図を持っておきましょう。
災害が発生すると、携帯電話が使えなくなる可能性があります。
充電の節約のためにもあまり使いたくない・・。
印刷した地図を防災リュック、防災ポーチに入れておきましょう。
子供と防災探検してみよう
手に入れた地図をもって実際に避難経路を歩いてみましょう!
避難場所は災害によって異なります。
避難場所はいくつかあります。
避難経路もいくつか知っておいた方がいい。
災害が起こる前に子供と探検してみることをおすすめします。
実際に子供と歩いたときの距離やかかる時間、ブロック塀など危ない場所はある?
防災クエストの本を紹介 |
ハザードマップをよく知って正しく避難できるように備えよう
ハザードマップについて解説しました。
是非まずはハザードマップポータルサイトにアクセスしてみてください。
ハザードマップとは災害時の危険・避難所をしめした地図ハザードマップは各市町村で手に入れられネット上のハザードマップポータルサイトが便利「重ねるハザードマップ」と「わがまちハザードマップ」があるハザードマップは8種類ある!重ねるハザードマップの見方を図で解説災害が起こる前に自分の自宅のハザードマップで確認、避難所まで探検しよう! |
避難のタイミングは警戒レベルを参考します。