小さい子は薬を飲む機会も多く「なかなか飲んでくれない」と悩んでいるママも多いですよね。
うちは、上の子たちは薬が好きだったので大丈夫でしたが、下の子は大の薬嫌いで本当に大変でした。でも、2歳半ごろからだんだん克服し、4歳の今では喜んで飲むようになりました!
そんな自己主張が強くなる2歳児の薬嫌いを克服した方法を、実体験をもとにご紹介します!
嫌いなものは嫌い!とはっきりしていた2歳児。誤魔化しもきかない三男が薬嫌いを克服して4歳の今では積極的に薬を飲むようになった!
2歳の子供が薬が嫌いな理由とは?
子供が薬を嫌う理由としあげられるのはいくつかあります。
- 味
- 苦み
- 粉っぽさ
- 薬の存在
- 体調不良のときだから気持ちが向かない
理由は様々ですが、薬といってもすべてがダメな子と、一部は大丈夫という子と色々です。
- 甘い薬は飲めるけど、苦い抗生物質は飲めない
- シロップは飲めるけど、粉は飲めない
- 薬そのも全部が嫌い
①と②は、薬自体はダメではなく甘かったりシロップなら飲めるので、何とか乗り切れることが多いです。
問題は③です。
うちの三男は薬の存在が嫌いだったので、シロップにしようが甘い風邪薬ですら全拒否!ごまかしても全然だめ。マジ大変。。
薬を飲むためにした工夫
甘いシロップも拒否だったので、とにかくごまかして薬だとわからないようにするしかありませんでした。まず試したのが「粉薬」を色々なものに混ぜて飲ませることでした。全部で6種類試しました!
好きな味のゼリー
ゼリーは風邪のときでも喉ごしが良く、口に入れやすいので粉薬とゼリーを混ぜてみました。ただ、ゼリーは上手に粉薬と混ざらずすぐに薬とわかってしまい失敗に終わりました。
「お薬飲めたね」シリーズ
よくドラッグストアや調剤薬局にも売られているのがこの「お薬飲めたね」シリーズです。これは、薬をゼリーに包んで、味がわからないうちにつるんと飲めると好評です!
が…うちの子は失敗にわ終わりました。そのままゴックンしてしまえば気づかなかったかもしれませんが、ゼリーを食べるとき軽く噛むクセがついているので、案の定いつものように噛んでしまい、一瞬で吐き出しました。
噛まずにつるんと飲めるお子さんにはいいかもしれません!
ココア
甘くておいしいココアは大好きな飲み物の1つ。その上ココアの風味や味で薬の味が結構ごまかせます。ココアは、上手に粉薬とも混ざり合ってくれるので、常備していました!
アイスクリーム
アイスは、冷たくて甘いので薬に気づかれにくいです。風邪をひいているときはあまり食欲もわかないですが、アイスだとすっと口に入れやすいので、体調不良のときでも食べやすいです。とくに熱を出しているときはひんやりしていいですよね!
ただ、胃腸炎など腹痛があるときなどは避けるべきです。注意しましょう。
オレンジジュース
オレンジジュースでも、果汁100%ジュースだと酸味が強いので子供は苦手な子が多いです。30%や20%ぐらいのオレンジジュースは甘くて飲みやすく、子供も好きな飲み物の1つだと思います。
薬を処方されたとき、「オレンジジュースと飲むのもおすすめ」と書かれていることがあり試してみましたが、粉薬がきちんと混ざり合うことはなかったので、薬の存在をなるべくなくしたい方にはおすすめできません。
プリン
プリンも甘くて子供が好きなおやつの1つですが、ゼリー同様、粉薬が完全に混ざり合うことができません。そのためすぐに薬とわかってしまうため、混ぜて食べさせるにはあまりおすすめできません。
ただ、粉薬を水でさっと飲めて後味だけが嫌いというお子さんであれば、水で飲ませた後にプリンをあげることで薬の味よりもプリンの味でいっぱいになるのでおおすすめです!
成功したものと失敗したもの
6種類のものと混ぜて粉薬を飲ませる挑戦をしましたが、成功したものは「ココア」と「アイス」のみでした。それぞれ詳しく見てみましょう!
成功したもの
成功したものは「ココア」と「アイス」です。共通していえるのは、甘くて薬の存在がわからなくなることです。
ココア
ココアは、粉を溶かすときに一緒に薬も混ぜて溶かし、粉っぽさをなくして最後に牛乳で伸ばします。ココアの甘さが勝つので何とか飲みきれました!
コツは、ココアをコップいっぱいにしないこと!
飲む量が多いと途中でばれたり、全部飲みきれなくなるよ。とにかく薬を全部飲み切ってもらうことが目的だから、多くてもコップ半分ぐらいがいいよ。
あまり少ないと薬の味がごまかせないから少なすぎるのもダメだけどね…
アイスクリーム
実は、ココア作戦がたまに失敗することがあります。いつもココアで薬を飲ませると、勘がいい三男は薬だとわかって拒否することがありました。
その時試したのが「アイスクリーム」です。バニラかチョコレートがおすすめ!
最初に少量のアイスに薬をしっかり混ぜ合わせて、そのあとアイスを足します!うちでは、アイスは特別な時しか食べられなかったから、三男は大喜び!
※チョコと混ぜるとより苦みが増す薬もあるので、チョコのアイスと混ぜるときは、薬剤師さんに苦みが強くなるか確認してからにしましょう。
アイス作戦がうまくいっているときは、1日3回の薬を仕方なくアイスに混ぜる事もあったけど、とにかく薬を飲んでくれ!いう思いが強かったから、そこは目をつぶるしかない!って言い聞かせて特別にあげていたよ!
薬剤師さんも、それでいい!っていってくれていたから安心して混ぜていたなぁ。
失敗したもの
そしてことごとく失敗したのが、「お薬飲めたねシリーズ、ゼリー、プリン、オレンジジュース」です。共通点は、どれも薬とちゃんと混ざり合わないことです。
ゼリー、プリン、オレンジジュース
ゼリー、プリン、オレンジジュースはちゃんと混ぜることが難しく、粉がどうしても残ってしまいます。見た目でもアウト!舌触りもアウト!という訳で全くダメでした。
お薬飲めたねシリーズ
お薬飲めたねシリーズはゼリーに薬を包んで飲ませますが、これも口の中にいれてそのままゴックン出来ればいいのですが、噛んでしまい、口の中に薬が充満してすぐにばれました。
【成功したもの】
- ココア
- アイスクリーム
【失敗したもの】
- ゼリー
- プリン
- オレンジジュース
- お薬飲めたねシリーズ
薬が完全に飲めるようになった意外なこととは?
全くダメだった薬が飲めるようになったのは「ココア」と「アイスクリーム」のおかけです。しかし、それだけでなく、実は子供の成長が薬を飲めるようになった要因ではないかなと思います。
はじめは混ぜ合わせるものを工夫して少しづつ飲めるようになりましたが、2歳半ぐらいから言葉もどんどん発達し、アイスやココアを出すと「これおくすり?」と聞くようになりました。
うわっバレた?!
やだな~
そうだよね~でも、ちゃんとおくすり飲めていてすごい!お兄ちゃんになったね!これで元気になれるから頑張ろうか!
うん!ママ、ちゃんと混ぜてね〜そしたら頑張れる!
うん!ちゃんと混ぜるよ!えらいね!
こんなやり取りをするようになりました。「成長してる!!!」私は嬉しくてたまりませんでした。
薬の存在がダメだった三男でも、ごまかしてでも飲めてきたことが自信に繋がり、薬が入っているとわかってからも、飲むるようになりました!
4歳の今は、普通の風邪薬のときは「シロップ飲んでみたい」といい出し、試しにシロップにしたら
シロップおいしい!!このお薬大好き!
シロップもあんなに拒否していたのに、薬の存在ではなく、苦みが抑えられているものなら喜んで飲むまでになりました!
抗生剤はさすがに苦いので、甘いアイスに混ぜてなるべく簡潔に飲ませませすが、自分から進んで飲んでくれるのでとても助かっています。
子供って成長してくると自然と色々なことを受け入れるようになる!小さいときはダメでも突然できるようになったりするし、褒められると頑張れるものだよね!
薬剤師の友人のアドバイス
友人に薬剤師ママがいるのですが、そのママがおすすめなのは「何も混ぜずに行くよー!といって口に薬を直接いれて一気に水で流し込む!」ことだといっていました。
何かにいちいち混ぜたりするより、この方法が意外とパッと飲んでくれるよ!
うちの子も試したのですが、口に入れた途端口から粉を一気に吐き出しました。三男には無理だったみたいです。
ちなみに、双子くんはこの方法でも全然大丈夫でした!周りのママでも、この方法で上手くいったお子さんもいたので、子供によって違いますね!
まとめ
薬はなるべく飲んで欲しいと思ってはいるものの、なかなか飲んでくれず頭を抱えているママも多いと思います。
この子がうまくいったからうちの子もうまくいくというわけではありませんが、色々な方法を知っておくことで、どんな方法が自分の子に一番適しているかを見つけられるかもしれません。
わが家でも上の子たちは薬好きだったので大丈夫でしたが、下の子は大の薬嫌いで本当に大変でした。でも、2歳半ごろからだんだん克服し、4歳の今では喜んで飲むようになったので色々試し、薬が飲めたときは思いっきり褒めてあげましょう!
子供が自信を持てるようになることは、とても大きな成長にも繋がります。ぜひお子さんの成長を応援しながらこの記事を参考に色々試し、薬嫌いが克服できたら幸いです!
- 甘いものなら飲めるのであれば、シロップや甘いものと混ぜる
- 粉っぽさが苦手なら、粉が溶けやすいアイスやココアと混ぜる
- 薬自体が嫌いなら、最初は薬と気づかれないように混ぜて、子供の成長とともに励まし褒めることで薬が飲めると自信をつけさせる