子供が卒業するときは、親も胸いっぱいになりますよね。晴れて卒業するわが子に、激励の言葉やねぎらいの言葉をかけてあげたい。でもどんな言葉をかけてあげればいいか、いざとなると悩むものです。
この記事では「卒業する子供に贈るふさわしい言葉」をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
卒業にふさわしい贈る言葉とは?
親から子へ、今まで頑張ってきたことを称え、次のステージに向かう不安を和らげ楽しい時間を過ごせるように後押ししてあげるような言葉をかけてあげましょう!
卒業は寂しさ半分、新しい環境へのワクワク半分、様々な想いが混ざり合います。子供の人生においても、卒業は大きなターニングポイントです。
子供に何を一番伝えたいか、その想いを一度整理してから言葉をかけてあげるといいよ!
今までの頑張りや成長を伝える
入学した頃できなかったことが卒業のときはできていること、何かを成し遂げるために一生懸命練習したり勉強したことなどを伝えてあげるとよいでしょう。
- 漢字が全然覚えられなかったけど、一生懸命覚えられるように繰り返し勉強してこんなに漢字が書けるようになったね!
- 水泳があまり泳げなくてつらい思いしたけど、スイミング習って頑張って練習したから、今じゃ25m泳げるようになったね!
- 初めは授業についていけなくて苦しい時期もあったけど、毎日家に帰ってから人の何倍も勉強して、成績がすごくあがったね!
- 部活に入部したときは誰よりも下手だったけど、1人で黙々と練習した結果、最後の試合は最高だったね!
ビフォーアフターのように、こんなに大きな成長をしたんだ!ってことを伝えてあげるのがいいよ。
子供の長所を伝える
子供は、自分の長所が何か気づいていないことがあります。1番近くで見守っていた親だからこそ、子供の長所をよくわかってるので、しっかり伝えてあげると自信につながります!
- 困った人がいたら声かけてあげられる優しいところがあなたの長所だよ!
- 負けず嫌いで誰よりも努力できるなんて素晴らしい長所だよ!
- あなたの笑顔は周りをパッと明るくしてくれる最高の長所だよ!
- 夢をしっかり持てる意志の強さがあなたの長所だよ!
長所は短所と紙一重だからこそ、ネガティブな印象を持ちやすい部分を長所なんだ!ってポジティブにとらえてもらえるように伝えてあげるといいよ!
今までの思い出を伝える
生まれたときからのことでも、入学してからのことでもいいので、今までの思い出話をしてみてください。こんなときもあったんだなって、親子で振り返ることで次のステップの原動力にもなります!
- 入学したときはランドセルがこんなに大きかったのに、今はランドセルが小さく見えるほど成長したね!
- 小さいときは泣き虫だったのに、今は泣いてる子に声かけてあげられるほど成長したね!
- 入学したときは制服が大きすぎたのに、今ではピチピチだ!本当大きくなったね
- 友達と一緒に悔し涙も嬉し涙もたくさん流したね!それはかけがえのない宝物だよ!
たくさんの思い出を共有して見守ってきたよ!これからもずっと見守りながら応援していくからねっていうことが伝わるように話してあげるといいよ!
親から子へ贈る文例
卒業するわが子に向けてお祝いメッセージを贈るときは、ちょっとしたことに気をつけながら前向きなメッセージを贈りましょう!
メッセージで気をつけるポイント
ただ闇雲にメッセージを贈るのではなく、ポイントをおさえて作ってみましょう。気をつけるポイントは4つです。
- あまり長すぎる文章にしない
- 分かりやすい言葉で
- 前向きなポジティブな言葉を使う
- 否定しない
卒業という大きな節目で贈る言葉です。あまり長すぎて子供が嫌になることは避け、エールを送る気持ちでメッセージを贈ることが大切です。
小学校卒業のときの文例
小学校卒業おめでとう。
この6年間、たくさんの経験を重ね、大きな成長ができたね。
中学校に行っても色々な経験を重ね、充実した学校生活を送ってください。
小学校卒業おめでとう。
ランドセルを背負うのがやっとだったあなたが、こんなにもたくましく成長した姿に感動でいっぱいです。
中学校に行っても、自分を信じ3年間をめいいっぱい楽しんでね。
小学校卒業おめでとう。
苦手なことが多く辛い時期もあったけど、持ち前の明るさと前向きさで困難に立ち向かうあなたを誇りに思います。
これからもその前向きな姿勢でたくさんの困難を乗り越え自分の夢を勝ち取ってね。いつも応援しています。
中学校卒業のときの文例
中学校卒業おめでとう。
入学したときは勉強についていけるか心配だったけれど、自分から机に向かい頑張る姿を見て、心配無用でした。
自分で目標に向かって突き進む姿はいつ見ても感動ものです。
高校に行ったらもっとたくさんの経験を積むことでしょう。どんなときもその前向きな姿勢で突き進んでいってください。
中学校卒業おめでとう。
3年間、お疲れさまでした。身も心も大きく成長した3年間でしたね。友達と励まし合う姿は素晴らしかったです。
これからも人との繋がりを大切に相手を想いやり、自分を大切に。ずっとあなたを見守り誰よりも応援しています。
中学校卒業おめでとう。
あんなに消極的だったあなたが、クラス委員に立候補するまでに成長したね。周りを気遣い、努力がちゃんとできるあなたを誇りに思います。
高校に行っても、まっすぐ羽ばたいていってほしいと願っています。
高校卒業のときの文例
高校卒業おめでとう。
努力して入学した高校生活はどうでしたか?思うようにいかないこともたくさんあったと思います。
それでも最後まで諦めず卒業できたことを、母として誇りに思います。
次は大学生活がスタート。周りに流されず、自分の信念を貫き、充実した4年間となることを願っています。
高校卒業おめでとう。
途中、退学になりかけたあの頃が懐かしいです。どんなときもあなたの周りにはたくさんの友達がいたね。それだけでも大きな財産です。
これからも友達を大切にし、感謝の気持ちを忘れず歩んでいってください。いつでもあなたの味方です。
高校卒業おめでとう。
部活に励んだ3年間。毎日努力を重ねて掴んだ最後の試合は感動でいっぱいでした。
部活だけでなく、勉強もおろそかにしない努力家なあなたを誇りに思います。
これからは社会の一員として、その努力でまた夢を実現させていってください。応援しています。
おすすめの格言や名言
卒業メッセージで、有名な格言や名言を贈るとぐっとくるものがあります。人生において、その言葉が支えになったり背中を押してくれることもあるでしょう!
ぜひ卒業メッセージに添えてみてください。ここでは卒業にふさわしい言葉をご紹介します。
トーマス・エジソンの言葉
困るということは、次の新しい世界を発見する扉である。
これからの人生で困ったりすることがあっても、それは辛いことではなくて新しいステップに繋がるんだよ!という思いが込められているようで、背中を押してくれるでしょう。
トルストイの言葉
他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない。他人の幸福の中にこそ自分の幸福もあるのだ。
友達や周りの人が不幸を感じているときは、自分だけいいという考えはやめよう。周りが幸せだからこそ自分も幸せなんだという気持ちでいて欲しい。そんな思いを伝えたいときにぜひ贈りたい言葉ですね。
マーク・トウェインの言葉
やったことは例え失敗しても20年後には笑い話にできる。しかし、やらなかったことは20年後は後悔するだけだ。
やらないで後悔するのではなく、失敗したとしても挑戦して欲しい!そんな願いを込めて贈りたい言葉です。
シェイクスピアの言葉
楽しんでやる苦労は苦痛を癒すものだ
どんな大変なことも、楽しんでやれたらそれはものすごい達成感に繋がり、自信につながることを伝えたいときに贈りたいですね。
シェイクスピアの言葉
慢心は人間の最大の敵だ
人は怠けやすいものです。そして、これから生きていく上で一番の敵は自分なのです。周りの誰でもなく自分との闘い。自分に甘えず自分という敵に勝って人生をより豊かなものにしていって欲しいですね。
孔子の言葉
止まりさえしなければ、どんなにゆっくりでも進めばよい
どれだけゆっっくりマイペースだとしても、止まることさえしなければちゃんと1歩ずつ進んでいるんだよ。慌てなくて大丈夫。そんな思いを伝えたいときに贈りたいですね。
おすすめの四字熟語
名言や格言も素敵ですが、卒業するわが子に向けて四字熟語もおすすめです。どんな四字熟語があるかまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。
前程万里(ぜんていばんり)
これから長く道は遠いものであるけれど、そこには大きな可能性や未来が待っている。という意味があります。明るい未来に向かって頑張れ!そんな想いが込みあげてきますね。
脚下照顧(きゃっかしょうこ)
「照顧」は、しっかりと見て反省することを意味します。そのため、この四字熟語には「自分の発言や行動をしっかり考え、他人を批判してはいけない。反省するべきところは反省するべき」という意味があります。
また「足元をすくわれないよう気をつけなさい」という意味もあるようです。短気な性格のお子さんに向けて贈りたい言葉ですね。
不撓不屈(ふとうふくつ)
「不撓」は、力を加えても曲がらないという意味があります。そのため、この四字熟語には「どんなに大変で困難なことが待っていても、自分の意思をしっかり持ち屈しない」という意味があります。
人生、大変なことが多いですが、辛いことがあっても頑張って欲しいという願いが込められていますね。
一期一会(いちごいちえ)
これからの人生でどんな出会いが待っているかわかりません。子供にとって大きな存在になるかもしれません。世の中、人との繋がりはとても大切な意味があります。
全ての出会いを大切にしていって欲しいと願い、贈りたい言葉ですね。
勇往邁進(ゆうおうまいしん)
目標に向かって、まっしぐらに自分を信じて突き進んで欲しい。そんな願いがこめられています。もし、すでにやりたいこと、進みたい道が決まっているお子さんであれば、ぜひ贈ってあげたい言葉ですね。
清廉潔白(せいれんけっぱく)
私欲なく、後ろめたさがないことを意味しますが、子供に「嘘偽りなく正直に生きて欲しい」そんな言葉を贈りたいときにぜひ使いたいです。
雲外蒼天(うんがいそうてん)
困難を乗り越え努力すれば、青い空が待っている。そんな意味がこめられています。これからきっと、様々な困難にぶつかることもあるでしょう。
でも、努力して頑張ればその先に青空が見られる、だから頑張れ!そんなエールを贈りたい言葉ですね。
自分の言葉で伝えてもよし!名言や四字熟語で伝えてもよし!子供を想うその気持ちを言葉で伝えるって素敵なことだよね!
まとめ
子供が卒業するというのは感慨深いものです。子供も色んな想いを抱えて旅立ちます。親として、新しいスタートを切る子供に温かい言葉をかけて応援しましょう!
- 今まで頑張ってきたところを褒める
- 成長したところを褒める
- これからも自分を信じて前に進んで欲しい。など願いを込める
- どんなときも一番の味方であることを伝える
- いつも応援していることを伝える